• LINEで送る
カテゴリー

小学生にオンラインでプログラミングを教える方法

2020年3月27日、Tech for elementary(以下、TFE)では、神奈川県茅ケ崎市で、”SCRATCHxENGLISH”を運営する長澤敦子先生を講師にお招きし、オンラインセミナーを開催しました。

今回のテーマは、「Zoomを使ったオンライン授業の進め方勉強会」。

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークをはじめ、就活や塾など、オンライン化が一気にすすんでいます。

そんななか、普段は、自宅リビングで英語とプログラミングを教える長澤先生が、オンラインでのプログラミングレッスンに初挑戦。

長澤先生が、初めての試みで感じられたことを、これからオンライン授業を始めたいと考えている全国の先生方に向けてお話しくださいました。

 

難しい?意外と楽しかったオンラインレッスン

2月の末にTFEが加盟者さんに向けて実施した「オンライン授業をやってみようと思うか」というアンケートでは、全回答数の約76%が「やらない」あるいは「やれない」という回答でした。

生徒さんのご自宅に、オンラインの環境がなかったり、技術面、採算面で難しいと答えた加盟者さんがほとんどだったなか、試験的にオンライン授業を実施された長澤先生。

「やってみたら、意外と楽しかった」という、オンライン授業の進め方をインタビューしました。

 

――いつ、何回くらい実施されたのですか?

2月末にLINEで休講のお知らせをしました。

その時にオンライン授業の希望者をつのって、3月に3回実施しました。

生徒さんは15人いらっしゃるのですが、そのうちの3人の生徒さんと3回レッスンをしました。

 

――ツールはZoomを使われたのですか?

はい。Zoomです。

TFEのオンラインセミナーがZoomだったこともありますし、急だったので他の選択肢を検討しませんでした。

 

――TFEの、どのコースの教材を使ったのでしょうか?

内容は、はじめてのスクラッチコースです。

でも、今回の3名の生徒さんは、普段のレッスンでも動画教材を見ずにオリジナル作品をつくる子ども達ばかりだったので、オンラインでも動画教材は使いませんでした。

おひとりは、プログラミング検定を3月に受験される予定だったので、検定対策をしましたね。

検定の過去問PDFを事前に保護者へメールで送り、印刷してもらって受講していただきました。

残り2名は、今までのレッスンの続きで、オリジナル作品を作っていらっしゃいました。

普段から「それぞれのやりたいこと」をその場でバックアップ、サポートするような教室運営をしているのですが、それが果たして、オンラインでも通用するのかが不安でした。

その不安を保護者の方にも正直にお伝えし、「はじめてのチャレンジに一緒に挑戦してください」というスタンスでお願いしてみたんです。

それもあって、今回は採算度外視で、通常レッスンの半額で試してみました。

「この試みがうまくいかなかったら、また相談させてください。私のチャレンジにお付き合いください」という気持ちで臨みました。

 

こどもの能力、集中力はすごい

――実際にやってみて、うまくいきましたか?

すごく、うまくいきました。

1:1でない、複数参加のZoomの場合、子どもさんへの指導の声が、他の作業中のお子さんにも聞こえてしまいます。

それが集中を欠くことになってしまうんじゃないかと心配していたのですが、むしろ、いつものレッスンより集中していた感じがしました。

また、普段はそれぞれが自分のパソコンに向かったままで、他の子が何をしているのかは、席を立って見に行かないとわかりません。

でもオンラインだと、画面共有ができるので、思ったようにプログラムができずに悩んでいるときも、他のお子さんから、「あ、これはさー。こうやればいいんじゃない?」と助け船が入る・・・これは決して集中力がそがれる・・・ということではなく、良い意味で、自身の作業との同時並行処理ができていました。

このあたり、子どもの能力はすごいなと感心しました。

年をとっていると、なかなかそうはいきませんよね。

オンラインで画面共有することで、良いディスカッションの場ができたと思います。

それに、自分のパソコンで、しかもお家からレッスンができるという初めての状況に、子ども達は興奮状態でしたね。

Zoomの画面背景を変更してみたり、画面共有では、自分のパソコンを「みんな今見てくれているの??」という喜びもあり、とても楽しんでいる様子でした。

3人中、2人は、Zoomの設定も自分でされたようです。

残り1人は、お母さまが設定を手伝ってくださったのですが、パソコンの性能が少し悪かったので、ZoomをiPadで見て、スクラッチをパソコンで操作する…という環境設定をしていただきました。

 

保護者の協力が必須

――保護者の方の、やる前とやった後の反応はいかがでしたか?

もともと、ITリテラシーが高い保護者の方々が興味を示され、「面白そう、やってみたい」と参加を希望してくださったように思います。

Zoomのはじめ方などを事前にメールして、対応していただいたのですが、こういった保護者の協力がなければ、実現しなかったと思います。

終わったあとも「とってもいい経験ができた。楽しそうでした。」と非常に好評でした。

今回、参加を見合わせられた保護者の方は「設定に不安がある、パソコンがない、兄弟が多くて環境が作れない」などの理由があったようです。

オンライン授業をスムーズに進めるには、保護者の方のITリテラシーに依るところが大きいかもしれません。

 

――全生徒15名中、3名。つまり20%の参加率でしたね。
参加されなかったご家庭の、それぞれの要件がクリアできれば、もっと参加率が増えていくと思いますか?
そのための改善方法はありますか?。

今回、大成功だったことをシェアしていきたいです。

各ご家庭のパソコンやインターネット環境の整備は、こちらではハンドリングできません。

一方、今まで問合せがあっても対応できなかった、商圏外の方にレッスンを受けていただける可能性が期待できると感じました。

 

――新規の生徒さんだと、まだ信頼関係が成り立っていないので、トラブルがあった場合のリスクなど、逆にハードルが高くならないでしょうか。

もともと、リスクとかあまり考えないタイプだから・・・(笑)

新規の生徒さんに、いきなりオリジナル作品を作ろうと言っても難しいので、短期で一斉授業のような形でできると良いと思いました。

受講料の徴収方法なども考えないといけませんが、そのあたりがクリアできればすぐにでもやりたい気持ちです。

 

――その前に既存の生徒さんにやってみて経験し、ステップを踏むというのが良さそうですね。

そうですね。

例えば、Zoom無料プランだと、ひとつのミーティングは40分間だという認識でいたのですが、3回実施したうち2回は、40分を超えても延長ができました。

でも最後の1回は、その延長がうまくできなかったので、ミーティングが終了してしまう前に次のミーティングへ誘導するのに慌ててしまいました。

そのようなトラブルも、既存の生徒さんであれば、ある程度フォローが可能ですが、新規の生徒さんの場合の対応もしっかり考えなくてはなりませんね。

 

――TFEでは、Zoom有料プランに加入しています。
有料プランだと、1:多のミーティングでも、40分という時間制限はありませんし、録画もクラウドに保存できるなど、色々便利な機能があります。
もし、本格的にZoomレッスンをやるのであれば、有料プランへの加入を検討しても良さそうですね。

 

オンライン、オフライン、それぞれでできること

――授業料を通常の半額でされたそうですが、今後も半額でされますか?

今回、親御さんのご協力もたくさんいただきましたので半額で実施しました。

でも、こちらの経験値を積めば、普段のレッスンと変わらないレベルでできると思うので、通常と同じ授業料をいただいても良いかもしれません。

ただ、今回実際にやってみてわかったのですが、一斉授業方式でない個別対応の場合、生徒さんは4名までが限度かなと思います。

そういう意味で、普段のレッスンとは、別の料金体系、別の定員でやる必要があると思います。

 

――どんなところで「4名で限界」を感じましたか?

うーん、なんだろう。

説明しにくいですが、「現実でできることが、オンラインではできない」という事が多々あり、逆に「オンラインではできるけれど現実ではできない」ということも、もちろんあるのですが、現在の「子ども達それぞれのオリジナリティーを活かす」教室の運営方針では、現実でこそできることの方が多いと感じました。

 

――ちなみに、今の授業料はおいくらですか?

月3回で8,000円です。

 

――別の料金体系や定員でオンライン授業を実施する場合、いくらくらいが良いとお考えですか?

今回は4,000円で実施したのですが・・・。6,000円くらいが妥当でしょうか。

普段のレッスンは、自宅のリビングを使っているのですが、レッスンに特別な準備が不要なのは、やりやすいです。

オンラインなら、終わりの時間になっても帰りたがらない生徒さんが、いつまでも残っているということもないですし(笑)

色々な手間を考えると、対面よりもオンラインのほうが楽なので、料金をさげても納得感がありますね。

 

――4月以降は、オンラインを継続せず通常の授業に戻しますか?

新型コロナの状況にもよるのですが、4月から学校も再開されそうですし、通常に戻す予定です。

ただ、引き続き通常レッスンに戻せないような状況になってしまった場合でも、今回の経験があるので、他の生徒さんにもオンラインレッスンをお勧めすることができそうです。

今回オンラインに参加された子どもさんは、「え?これって今日でおしまいなの?」と、次回への期待をしていたようですが、オンライン授業の「興奮」や「特別感」は、そう長く続くものではないかなぁと思います。

 

――もし、次回も実施するとしたら、やはり映像教材は使わずに、自由制作のレッスンにしますか?

それは、参加される子どもさんによりますね。

子どもさんに合わせたレッスンをするのは、現実でも、オンラインでも変わりませんから。

 

――最後にまとめと、加盟者さんへのメッセージをお願いします。

やってみて良かったです。

自分自身の経験にもなりましたし、子ども達にも新しい経験を与えることができ、その様子を保護者の方に見ていただくこともできました。

今、世間で「テレワーク」とよく言われていますよね。

それらに対する、恐怖や不安はあると思うのですが、「とりあえずやってみよう!」と挑戦する姿勢を見せることができたこと、それを保護者の方も評価してくださったことがとても嬉しかったです。

子どもは、新しいことに対するワクワクをいっぱい持っています。

そのワクワクを与えてあげることができた、協力してくださる保護者の方がいたということはとても幸せでした。

今回、経験したことで、もう、私も初心者ではなくなりました。

初めてで不安をもっている子ども達や保護者の方に「やってみようよ!」と自信を持って言える経験が出来て良かったです。

ご家庭のパソコンの環境によっては、うまく接続できなかったりということもあり、そんな時にどこまで授業料をいただくか…など、難しい部分もありますが、もし既存の生徒さんとの間に信頼関係があるのであれば、ぜひ、みなさんにもオンライン授業をやってみてもらいたいです。

 

~~~プログラミング教育の現場でも「しのごの言わずにやってみろ!」という合言葉があります。

「まず、チャレンジしてみる」ことの大切さを、長澤先生自ら子ども達へ、そして保護者の方々へお伝え出来たのではないでしょうか。

次は、あなたの番です。

 

Text by 大村みどり(こどもプログラミング教室 ひなたぼっこ

月2回で6万円以上の収入が得られるプログラミング教室を開きませんか?

昇給も難しく、年金の減額や支給時期も遅れ、人生100年時代と言われている現在、本業だけではなく副(複)業で、収入(源)を増やし、安心と希望を持って生きたいものです。3年でのべ300教室以上開講しているTech for elementaryは以下の特徴があります。

1.主婦でも退職者でも副業の方でも誰でもできる(映像授業を活用して教え、サポートするのみ)
2.時間に追われず、特定の曜日・時間帯で効率的に行える(開講日時を決められ、かつ短時間)
3.教材ボリュームが多く、継続的な収益を見込みやすい(様々な要望に応え、長く通ってもらえる)
4.地域とのつながり、子供たちの触れ合いでやりがいを持てる(自身の子供にも教えられる)

資料請求すると詳しい内容や実際に使用する教材などを見ることができます。オンライン説明会も行っているのでお気軽にお問い合わせください!


資料請求

関連記事

ページ先頭へ