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【寄稿】プログラミングコンテスト初挑戦の記録

本教室は、Scratch を中心に、プログラミングを学べる小さな教室です。塾生さんは、年長さんから小学校6年生が通塾してくれています。塾生さん達には、Tech for elementary の課題に取り組みながら、それらの課題とは別に、年に 1作品以上、オリジナルの作品を完成させることを目標にしています。

完成したオリジナル作品は、年度末に、塾生さん同士がお互いに鑑賞し合い、次回の作品作りの参考にしています。そのような取り組みを継続しているためか、オリジナル作品の制作意欲のある塾生さんが多いように感じます。さて、ここでは、この小さな教室でプログラミングコンテストに初挑戦した時の経験をご紹介させていただきます。

 

コンテストに参加したい!

2019 年夏、ある塾生さんから、「プログラミングコンテストがあるから一緒に取り組んで!」というリクエストがありました。私も、以前からコンテストには興味があり、教室として参加したいと考えていたので、さっそく、教室内にコンテスト挑戦者を募ったところ、3 名の希望者があり、Scratch で参加することにしました。

講師の私も含めて、プログラミングコンテストに挑戦するのは初めてです。勢いでコンテストの周知をしてしまったものの、取り組むためのノウハウもなく、手探り状態でのスタートでした。

 

コンテストってどうやるの?

コンテスト概容には”テーマ:自由”とあるので、「自由に作っていいのよ」なんて言うと、塾生さん達の夢はどんどん広がります。ある塾生さんは「アイディアはいくらでも湧き出てくるの!」と言っていました。

アイディアが浮かばなくて困るのではなくて、ありすぎて困っちゃうなんて、なんて幸せなのでしょう。ここで気を付けていたのが、「湧き出るアイディアを全て詰め込んだら、どうなってしまうかな?」ということを、塾生さん達に想像してもらうことです。

 

講師である私の前職は、SE でした。

SE 時代の経験から、塾生さん達には、思いつきでプログラムを作り始めると、統一感のない画面になってしまったり、無駄なプログラムが散乱してしまったり、最悪な場合、コンテストに応募できるプログラムが出来上がらないかもしれないよ、なんて話をしています。

そこで、塾生さん達とは、コンテストに提出できるような作品を作るために、プログラム着手前の条件として、以下のような約束をしました。

(1)相手を知ろう
前例のあるコンテストでしたので、前年の作品を見て、イメージをつかみます

(2)作成時間を決めよう
原則、一次審査、二次審査、それぞれ教室に通塾するのは 3 回までとし、集中して取り組みます

(3)アイディアは紙に書きだそう
アイディアを箇条書きにして、優先度をつけてプログラミングします
全体を俯瞰しながら進められるように、画面遷移図を描きます

自宅でアイディアをメモし、持ってきてくれた塾生さんもいらっしゃいます

教室でも、机上で画面イメージを相談します

 

さて、プログラムを作ろう

アイディアを書きだすことで、ぼんやりとしていたアイディアがまとまってきたので、プログラムに着手できます。ここでも一点、気を付けていたのが、スプライトやステージのイラストの著作権でした。通常のレッスンでは、使用許諾等を確認した上で、著作権フリーのイラスト等を利用することがあります。限られた時間の中で、効率よく自分の思う世界観を表現するのに、それらのイラストをお借りすることで、効率よくレッスンが進み、とても助かっています。

しかし、コンテストに作品を提出する場合、それらのイラストの使用許諾に反してしまうケースがあります。そのため、Scratch に元から含まれている背景やコスチューム以外は、オリジナルで描くことにしました。オリジナルで描くため、その分、いつもよりも時間がかかってしまったように感じます。

次回からは、オリジナルのイラストを作成する場合、Scratch オンライン等も利用しながら、自宅で描いてきてもらうのがいいかもしれないと思いました。“著作権”等の知的財産権を小学生である塾生さん達に理解してもらうのは、なかなか難しいテーマです。私も法律は専門外ですし、こども達に説明しようとすると、あやふやな説明になってしまいます。コンテストに参加することで、「著作権をわかりやくす説明できるようになること」が、教室の課題として明確になりました。

プログラミングする際にも、色々な課題が発生しましたが、それらを乗り越え、プログラムも完成したので、無事エントリーしました。本教室の塾生さんの作成した作品は、スポーツをテーマにしたゲーム、小学校生活を表現したゲーム、架空の女の子が冒険するゲームでした。

繊細なイラストは、ペンタブレットを利用して描きました

アイディアメモを参考に実装したプログラムです

 

このコンテストは、一次審査で、プログラムの操作動画が審査対象となり、上位 200 名が選出されます。一次審査までに、全体で 1400 以上のエントリーがあったそうです。本教室からは、挑戦者 3 名全員が、上位 200 名に選出されました!予想以上の大健闘でした。

 

見て!聞いて!私の作品

二次審査は、作成者自身が作品をプレゼンテーションした動画が審査対象です。

昨今のこどもの習い事では、プレゼンテーションの機会を設け、習い事で学んだ事柄を保護者向けに発表するものも多数あります。一方、本教室では、プログラミングを学ぶ部分に力を入れていて、プレゼンテーションの練習の時間は設けていません。

スライドの書き方や、プレゼンテーション技術は、SE 時代の私にとっても、常に不足しているスキルで、満
足のいくプレゼンテーションができたためしがありませんでした。ですから、塾生さん達を上手に指導できるか
不安がありました。

また、プレゼンテーションに慣れている大人が口を出せば、出来映えのよいスライドや、大人顔負けのプレゼンテーションになるだろうと思いますが、あくまでも塾生さん自身が挑戦するコンテストなので、できるだけ本人に任せるようにして動画作成をしました。

ただ、熱い想いを選考委員の方々に伝えたかったので、カメラの近くにパソコンを配置してスライドをめくり、話す内容を暗記して進められるよう練習を重ね、最終的には、カメラを見ながらプレゼンテーションできるように努力しました。私の指導力不足によって、プレゼンテーションが失敗するのではないかと懸念していましたが、それは杞憂に終わり、しっかりしたプレゼンテーションになりました。

Scratchで描いたイラストを、資料に挿入して、「私の作品を見て!」の気持ちをアピールしています

アルゴリズムが難しい暗号ルールも、審査員へアピールします。

 

二次審査では、本教室から 2 名が上位 30 名に選出されました。その後の本選は、残念ながら敗退し、私たちのコンテスト初挑戦は終わりを迎えました。「くやしいね」、「来年も挑戦したいね」、そんな感想を言いながら、小さな挑戦者たちの胸には、きっと何かが残ってくれたと思っています。

 

最後に講師個人の感想です。

今回、コンテストに挑戦してくれた 3 名は、全員女子でした。
教室全体に挑戦者を募ったのですが、私の教室は、女子の方が積極的なのかもしれません。SE 時代から感じていましたが、ソフトウェア開発の分野は、本人のやる気次第で、性差なく能力を発揮しやすい分野だと思います。女子 3 名の健闘で、それを再認識しました。

教室としての課題も明確になりました。著作権やプレゼンテーション技術について、指導者として学ぶことがあることがあるようです。それらについて知識があるように思っていても、塾生さんにわかりやすく説明できないのは、私が未熟なのだと思います。

今後も、色々なコンテストに挑戦して、経験を積んでいこうと思います。

塾生ではないのですが、講師の息子もプレゼンテーションの練習をしました

 

Text by ポンコタン代々木上原 代表・北川

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