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イベントに参加しよう!先輩ママに習う、プログラミング出前講座のひらき方

プログラミング教室を運営していると、商店街や自治体から「地元のイベントに参加しませんか?」とお誘いをうけることがあります。

 

Tech for elementary(以下、TFE)の加盟教室も、全国のあちこちで開かれるイベントに毎週末のように参加しています。

 

イベントは地元の人とつながり、教室をPRする貴重なチャンス。生徒さんを集めたいと考えている加盟者さんには絶好の機会です。けれど一方で、目的や準備物を明確にしていなければ、「何のために参加したのかわからない」という残念な結果に終わることも。

 

ここではわたくしTFE本部の澤部アイコが、イベントに参加するときに
・準備しておくもの
・あると便利なもの
・気をつけること
など、加盟者さんからのリアルな声をまとめました。

 

「イベントはまだまだ無理!」と思っている方でも、自分にあった方法で楽しめる情報が満載です!

 

 

準備その① 事前情報を集めよう!

 

イベント会場はいつもの教室とは使い勝手がちがいます。申し込む前に必ず以下の項目を確認しておきましょう。(姫路キッズプログラミング:横谷あずさ先生提供)

 

(1)スペースの広さ

 

 

カフェを使わせてもらえる、建物のコーナーを確保してもらえるといった条件のよいイベントがある一方で、フリーマーケットなどでは2m✕2mの広さが一般的。場合によっては長テーブル1〜2個分の広さしか確保できない場合もあり、テーブルとイスが必ず必要となるプログラミング講座では注意が必要です。

 

(2)電源の有無

 

 

屋外でのイベントの場合、電源は各自で確保しなければならない場合がほとんど。イベント中バッテリーがもつのであれば電源はなくてもいいかもしれませんが、パソコンを使う以上、電源はあった方が安心です。屋内で電源が確保できる場合も、電源はいくつ使えてコードはどれくらい必要になるのか必ず確認してください。

 

WiFiなど、通信を確保する手段も確認が必要です。

 

(3)屋外か屋内か

 

 

屋外であれば、テント(タープ)が使えるかどうかの確認は必須です。パソコンを雨にぬらすわけにはいきませんし、お天気がよくても日光をさえぎるものがなければ、画面が光って見えないことがあります。すべて屋内で開催することは難しくても、パソコンを使う講座は屋内で、ロボットは屋外のスペースを確保できないかなど確認しましょう。

 

(4)参加者層

 

 

フリーマーケットであればハンドメイドが多くなるなど、イベントには集まるお客さんの傾向があります。趣旨によってはプログラミング教室と合わず、教室のPRにならない場合も。どんなお客さんが集まるイベントなのかは要チェックです。過去の様子がわかる写真などあれば、事前に見ておいてくださいね。

 

 

準備その② 持ち物チェックリスト

 

 

パソコンやロボットなどメインの機材以外にも、ガムテープやハサミなど、ないと困るものはたくさんあります。事前にリストにしておけば、会場であわてなくてすみますね!(こどもプログラミング教室ひなたぼっこ:大村みどり先生提供)

 

◎メインとなる機材
・パソコン(ケーブル)
・ロボット
・iPad
・iPad立て

 

◎会場設営
・テント、タープ(屋外の場合)
・机
・イス
・ドラムケーブル
・レジャーシート
・養生テープ
・看板
・ガムテープ
・セロテープ

 

◎参加者への配布物
・テキスト
・おみやげ
・パンフレット
・パンフレット立て

 

◎その他
・筆記用具
・はさみ
・おつり
・ティッシュペーパー
・マーカー
・電池
・お茶

 

上記は、イベント進行のための最低限の準備物です。次章ではこれらをベースに、何度もイベントを経験してきたベテラン先生たちが「あったらいいな」とプラスで用意したものを紹介します。(パソコン教室「パソノワ」:大礼先生提供)

 

 

準備その③ あると便利なもの

 

◎ プロジェクター

 

 

参加人数の多いイベントの場合、子どもたちがお手本の画面を見ながら作業ができるとスムーズです。テレビやサイズの大きなデスクトップの画面を用意するケースもありますが、ネックになるのは重さと大きさ。「搬入に手間がかかり、一度でいやになった」とも聞きました。スクリーンは、ホワイトボードになるシートで代用とのアイデアも。

 

ただプロジェクターは、会場が明るいと性能によってははっきり見えづらい場合があります。購入される場合は、使用場所の明るさを考慮してくださいね。

 

◎ アルミ断熱シート

 

 

ロボット講座では、フロアに座って組み立ててもらうことが多くなります。レジャーシートがあれば紛失防止や作業のしやすさはUPしますが、寒い季節やフロアが冷たい場合は断熱シートが役立ちます。

 

◎ 整理券(名札)+予約表

 

 

スケジュールが決まっていて何度もレッスンが行われる場合、レッスン開始時間がわかる整理券を配布しておくと便利です。整理券は自分のひかえに2枚用意しておくとわかりやすいとの意見が。手元には予約表を用意して参加者の(下の)名前を記載しておき、短いレッスンのあいだでも「〇〇ちゃん」など、名前で呼ぶことを心がけていると話す先生もいます。

 

予約した時間や名前、学年を書いた整理券を、名札がわりにするというアイデアも出ました。(姫路キッズプログラミング:横谷先生提供)

 

 

参加証として体験にも持ってきてもらえば、「はじめての教室」へのハードルを下げる効果も期待できそうです。

 

名札にするならラミネート加工にして予約時に名前を書くなどのアイデアもありますが、どのくらいの人数が参加するのかが予測しづらいのもイベント。多くの先生は「手が回らない時のことも考えて、できることは準備しておきたい」と話します。

 

◎ 看板やデコレーション

 

 

ハンドメイドのアクセサリーや小物、お菓子などを売るお店に比べ、プログラミングやロボットのブースはどうしても地味になりがちです。子どもが集まればにぎやかになりますが、できれば女の子やおうちの方にも参加してもらいたい。

 

そんなとき、パッと目を引くおしゃれなA看板やヘリウムガスでうかぶ風船、壁のデコレーションを使った演出は効果的です。“パソノワ”大礼先生のイベントでは、絵の上手な娘さんの手を借りて、ポップなブースが完成しました。

 

 

◎腕章・Tシャツなど、スタッフとわかるもの

 

保護者の方からは、レクチャーしている先生以外、誰がスタッフか見分けがつきません。スタッフTシャツや腕章など目印になるものがあれば、参加者とのコミュニケーションもスムーズになります。写真を撮らせてもらう際にもお願いしやすいですね。

 

 

腕章は100圴でケースを売っているとの情報が。教室の子どもたちがお手伝いとして参加してくれる際にも、「ちびっこ先生」であることがわかるものがあれば安心です。

 

 

準備その④ 周辺ブースへの配慮

 

おとなりや近隣ブースへの配慮も見逃せないポイントです。プログラミング教室には子どもが集まることが多いので、にぎやかになりすぎて迷惑をかけてしまうこともあります。事前にごあいさつしておくと、何かあった場合にもコミュニケーションがスムーズです。

 

TFEでは、とあるイベントに差し入れを用意し、先生たちに感想を聞いてみました。

 

4月上旬に行われたイベントは、屋内で気温も高くなかった1日。それでも動き回って暑くなることがあるので、「凍らせたジュースや冷たい飲み物はうれしい」(横谷先生)とのアドバイスを受け、いくつか用意しました。

 

 

飲み物は“ふたつき“限定にしました。

 

 

お菓子は
・個包装
・一口で食べられるもの
・参加者やまわりのブースの方ともわけられるもの
を考慮して選びました。

 

参加者が多くなれば大声で話すことや、忙しくて食事もとれない場合があります。のどをうるおし、おなかを満たせるものであることも考えました。

 

終了後、イベントに参加した先生に話を聞いてみると、「コーヒーとチョコレートの組み合わせがホッとできてよかった」とのこと。サポートとして参加して下さった教室の先生や高校生の息子さん、みんながこの組み合わせがよかった、と答えてくださいました。

 

また、「教室に来ている生徒さんから差し入れでいただいた“おまんじゅう”が、近隣ブースの方とのコミュニケーションに役立った」とのお話も。「何よりも気持ちがうれしかった」とおっしゃっていたように、「何か」あると、あわただしい中にも気持ちがなごむ時間が生まれるようです。

 

 

 

ハンドメイド歴も長く、イベント経験はかなり豊富な横谷先生でも、「イベントは何度経験しても思いどおりにはいかない」と言います。どれだけしっかり準備しても、イレギュラーなことが起こってしまうのが教室とのちがいです。

 

けれどそれを含めても、新しいお客さんやこれまでプログラミングに興味を持ったことのない子どもたちとの出会いはかけがえのないもの。プログラミングが楽しいことを伝えるには、まず自分が楽しむことが大切です。

 

ブースがせまい、経験がないなど、不安な要素がある場合は参加人数を2名程度におさえて余裕をもって対応できる規模にするなど、工夫次第で初心者でも参加することが可能です。

 

プロママでもしっかりサポートしていけるように、記事の充実や情報の共有をすすめていきますね。どんなベテランの先生にも、“はじめて”があって、今があります。たくさんの意見を出してくれた横谷先生、大村先生、大礼先生は、「大丈夫、大丈夫、なんとかなるよ」とおおらかに笑っていました。

 

 

先生たちの今は、あの笑顔から生まれたにちがいありません。

 

 

 

 

Text by: 黒田 靜

 

 

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