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効果の高いプログラミング教室の集客方法は?実例から学ぶオンラインセミナー①

こんにちは!子ども向けプログラミング教室”Tech for elementary(以下、TFE)“本部の澤部アイコです。

 

2019年1月28日、TFEでは長崎県諫早市でプログラミング教室を運営する、鳥越昌一郎先生を講師にお招きし、オンラインセミナーを開催しました。

 

テーマは「プログラミング教室の集客方法」

 

開校から順調に生徒数を増やしている鳥越先生の集客方法や、入会につなげるために実践していることをうかがいました。

 

 

運営教室について

 

鳥越先生は以前からパソコン修理店を経営しており、2017年にはじめて子ども向けのプログラミング教室を開校されました。

 

鳥越先生が運営するプログラミング教室は、以下の2校。

 

①テックラボいさはや

所在地:長崎県諫早市
自宅内にある教室
1レッスン人数:4人
開校:2017年5月
生徒数:20名
レッスン日:第2・第4土曜日(10:30~, 13:30~, 15:30~)

 

②テックラボおおむら

所在地:長崎県大村市
温泉施設にある会議室をレンタル
収容人数:10~15人
開校:2017年11月
生徒数:10名
レッスン日:毎週日曜(午前中2クラス)

 

開講コース(両校共通)
Scratch初級の「はじめてのプログラミング」
中級の「プログラミングドリル」
上級の「アルゴリズムトレーニング」
中学生向け「初めてのプログラミング中学生コース」

 

 

開校前後の集客方法

 

外部イベントでの指導風景

 

1校目”テックラボいさはや”の開校前、鳥越先生は長崎新聞の折り込み広告を利用しました。

 

配布地域は諫早市内の1万9千世帯。費用は印刷代がおよそ2万円、折込代がおよそ6万円でした。

 

ところが「新聞で広告を打てば、少なくても4~5人は集まるだろう」との予測は大きく外れ、入会どころか問い合わせすら1件もありませんでした。

 

開校予定は5月。3月に入れた折り込み広告には何の反応もなく、焦ったといいます。

 

そこで教室近くの小学校の下校時間に合わせ、校門前配布を実施。TFEのオンラインコミュニティでも効果があると聞いていた通り、すぐに問い合わせがあり、2名の入会につながりました。

 

大きな効果があると実感したものの、校門前配布はTFEでも多くの加盟者さんが「精神的なハードルが高い」と話す集客方法です。

 

鳥越先生も、1回目に配布していた姿を知り合いに見られて気まずい思いをしたとのこと。

 

そこで子どものお母さんつながりでパートさんを雇い、市内の全小学校を回ることにしました。

 

パートさんへの報酬は1日4,000円。時間は下校時間の15~17時前後。鳥越先生自身が送迎し、配布作業を担当してもらいました。見知らぬ男性が配るより、お母さん世代の女性が配った方が、子どもたちも受けとりやすいだろうとの考えもありました。

 

結果は、校門前配布のたび1~2名の体験会への申し込みや入会希望があり、開校当初目標としていた生徒数は間もなく達成しました。

 

また、鳥越先生は校門前配布にかなりの抵抗を感じていたため、少しでも作業がスムーズに進められるようにと、最寄りの警察署で道路使用許可を申請していました。

 

申請にかかる費用は印紙代の2,500円。小学校ごとに申請し、1週間の使用許可を得ました。万が一校門前で配布できなかった場合を考え、範囲は広めに指定したとのこと。

 

ただし道路使用許可を取っていたとしても、小学校から配布をやめるように言われた場合や、近隣の住民からクレームがあった場合は、すみやかに配布を中止しなければなりません。

 

 

開校後の集客方法

 

外部イベントでは女の子の参加者も多い

 

校門前配布と同時に、鳥越先生はFacebookの有料広告も利用しています。

 

現在は生徒数が増えたため、校門前配布は実施せず、費用をかけている集客方法はFacebook広告のみ。

 

広告のターゲットとして設定しているのは、市内を中心に、諫早市全体を網羅する半径15km圏内に住む30~60代で、それ以外の指定はしていません。

 

かける費用は14日間で1万円。この方法で効果が出ているため、開校以来変更はしていません。

 

鳥越先生は平日パソコンの修理業務があるため、集客には手間のかからないFacebook広告を選んでいます。広告は1回出すと体験会への申し込みが数名あり、1名程度が入会につながっています。

 

Facebook広告に掲載する内容は、教室や体験会、イベントなどの紹介です。体験会は基本的に希望者に合わせて実施していますが、広告として掲載する場合は日時を明記しています。

 

またオンラインでの集客にあたって鳥越先生が重視しているのは、教室のホームページからの発信。

 

教室の概要やコース内容など、一般的な情報を記載するだけでなく、定期的に体験会やイベント、プログラミング教育についての情報発信を行っています。

 

教室のある長崎県諫早市は人口13万人程度、大村市は9万人程度の比較的規模の小さな都市です。鳥越先生はこの地域周辺のプログラミング教育について検索したとき、必ず自身のホームページが先頭に出てくるように、情報発信を続けているといいます。

 

さらにFacebookのほかにも、TwitterやLINEのタイムラインなど、無料で利用できるSNSも活用。パソコン修理業やプログラミング教室を通じて広げたネットワークで、教室からの情報を拡散しています。

 

FacebookやTwitterなど、SNSを見ていない人はLINEのタイムラインをよく見ていると鳥越先生。それらすべてにホームページへのリンクを貼り、集客につなげています。

 

発信は毎日などと決めると負担になるため、体験会やイベントに合わせて不定期で行っています。

 

 

認知を広めるための取り組み

 

公共施設でのイベントはメディアにも取材された

 

校門前配布や、Facebook広告などでの集客を確実なものにするためには、教室の認知と信頼度を高めることが重要だと鳥越先生は話します。

 

それにはまず、前章でお話ししたホームページでの情報発信がひとつの重要なポイント。

 

さらに公共施設でのイベント開催や、メディアへの露出も認知と信頼度を飛躍的にアップさせます。

 

鳥越先生が現在、教室運営の他に力を入れているのは、公共施設でのイベント。

 

世界の子どもたちにプログラミングを知ってもらうことを目的として開発された、”アワーオブコード”のマインクラフトを利用し、市内の図書館などでプログラミング講座を開校しています。

 

アワーオブコードを利用するメリットは以下のとおり。

・無料で使用できる

・ダウンロードすればオフラインでも利用できる

・小学3年生以上であれば、子ども1人でも作業を進められるケースが多い

・プログラミングの面白さと達成感が味わえる

・ボランティア活動のため、公共施設での開催が可能になる

・公共施設でのイベントは、新聞社やテレビ局などメディアの取材を受けやすい

 

イベント中や、掲載するポスターなどでは教室のPRはできないものの、FacebookなどのSNSや教室のホームページでは事前にイベント内容を告知。2ヶ月ほど前に情報を発信すると、約1週間で予約はいっぱいになります。

 

またメリットとして大きいのは、地元新聞やローカルテレビといったメディアへの露出。教室や講師は紹介されなくても、ホームページなどでニュースとして拡散することで、思わぬ場所でも認知が広がっているといいます。

 

鳥越先生の今後の目標は、イベントの種類を増やし、より多くの子どもにプログラミングを知ってもらうこと。さらに今年度中に生徒数を60人程度にまで増やすこと。

 

そのための集客方法としては、校門前配布と情報発信が効果的だと考えています。

 

教室のある地域の規模や特性によってちがいは大きいだろうとしながらも、「教室の対象となる生徒は小学校にしかいない」、「プログラミング教育については、その地域一番の情報発信者となるつもりで取組む」というという言葉が印象的でした。

 

鳥越先生、有意義な講義をありがとうございました!

 

 

Text by 黒田 靜

 

 

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