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集客・モチベーションアップにつながる教室イベント紹介!

 

こんにちは!子ども向けプログラミング教室”Tech for elementary(以下、TFE)”本部の澤部アイコです。

 

2019年2月15日、TFEでは新潟県十日町市でプログラミング教室を運営する、北野先生と桑原先生を講師にお招きし、オンラインセミナーを開催しました。

 

タイトルは「作品発表会開催セミナー」。

 

教室での発表会開催のノウハウや、集客につなげるための工夫についてお話しいただきました。

 

 

運営教室について

 

 

北野先生が運営する「十日町パソコンカレッジ」では、

・初心者から資格取得を目標とされている大人を対象としたパソコン教室
・職業訓練
・受験生からビジネスマンまでを対象とした英語学習のN-トレCLUB
・キッズプログラミング教室

の他、月に1回のペースで教育機関や保護者の方を対象に、プログラミングを学ぶコースも開講しています。

 

プログラミング教室では主に、元システムエンジニアの桑原先生が授業を担当しています。

 

今回ご紹介する発表会も、桑原先生がメイン講師を務めました。

 

作品発表会概要

 

十日町パソコンカレッジでは、2017年と2018年の夏休みに、プログラミング教室に通う子どもたちの作品発表会を開催しました。

 

 

実施概要は以下のとおり。

 

開催場所:十日町パソコンカレッジ

開催日時:夏休みの1日(発表者の子どものスケジュールに合わせて複数日開催。1回につき1人が発表)

対象者:プログラミング教室に通う生徒(希望者のみ発表)

招待客:10名くらいまで

 

内容:
発表者の生徒が、学校や習い事など、プログラミング教室以外の友だちを招待し、Scratchで作ったオリジナル作品を発表して遊んでもらう。

 

子どもたちの習熟度

 

十日町パソコンカレッジのプログラミング教室では、「わからないまま学習を進めない」がポリシー。

 

教室では月3回のレッスンを、以下のような構成で進めています。

1回目:TFE映像授業の前半

2回目:TFE映像授業の後半

3回目:Scratch3.0を使って、自分が作りたい作品を作る

 

「はじめてのプログラミング」コース全12回は、1~4・5~8・9~12 回目に3分割。レッスンを4つ進めるたびに確認テストを実施し、達成度を確認しています。

 

テストでは、テキストや授業で使用したプリントを参照することもできます。それでも学習したことが十分理解できていないと判断された場合は、次の月も同じ内容を学びなおすなど、確実に知識や技術を身につけられるように進めています。

 

習熟度に合わせてレッスンを進めることは、入会時に保護者にも説明しています。

 

発表会では主に、毎月3回目のレッスンで制作してきた作品をブラッシュアップして発表しました。

 

参考:プログラミング教室の生徒が制作した作品はこちら

 

 

事前準備

 

2017年にはじめて作品発表会の開催を決めたのは、子どもたちのがんばりを、たくさんの人にみてもらう機会が作りたいとの思いからでした。

 

けれど発表会にかけられる時間や費用は十分でなく、いかにコストを抑え、参加生徒にやってよかったと思ってもらえるかが課題となりました。

 

そこで考えたのが

・1回に発表するのは1人(原則)

・生徒自身が友だちを招待する

・これまで作った作品をブラッシュアップして発表する

 

地域の大きなお祭りなどの時期を考慮し、開催時期は8月上旬と決め、参加を希望する生徒を募集しました。

 

プログラミング教室に通う生徒のうち、2017年は3名、2018年は5名が発表会を開催しました。生徒たちにはかた苦しくなりすぎないよう、「友だちを呼んで、自分たちが作ったゲームで遊ばない?」と声をかけました。

 

教室では発表者専用のチラシを10枚ほど作り、生徒は自分で学校や習い事の友だちに渡して発表会に招待しました。

 

発表する生徒は、これまで制作した作品をひとつ選び、通常の教室とは別日に1日教室へ来て、桑原先生と一緒に作品を発表できる形に整えました。かかった時間はそれぞれ2時間程度です。

 

このとき生徒に伝えたのは、「遊んでくれる人の気持ちを考えよう」ということ。

 

プログラミング教室では、毎月3回目のレッスンで制作した作品をオンラインで発表しており、日本だけでなく海外からも作品へのフィードバックをもらった生徒がいました。どうすれば言葉がわからない国の人にも楽しんでもらえるか工夫するなど、そのときの経験は大いにいかされたと桑原先生はふり返ります。

 

 

当日の様子

 

 

当日は発表する生徒がホストとなり、以下の内容でプログラムを進行。桑原先生は生徒の様子を見ながらサポート役を務めました。

 

①自己紹介
発表する生徒を筆頭に、参加者全員に自己紹介をしてもらいます。話す内容に困らないよう、パワーポイントで項目を挙げておきました。

 

②リラックスタイム

生徒や招待された子どもたちがリラックスできるよう、2017年はScratchで作った迷路を、2018年は同じくScratchで作ったビンゴゲームを用意して一緒に遊びました。緊張をほぐし、Scratchがどのようなものかを体験してもらうための時間です。

 

③発表

生徒が自分の作品を10分ほどかけて発表。どんな作品なのか、どういったところを工夫したのか、苦労したところはどこかなどを解説しました。

 

④みんなで遊ぶ

そのあとは友だちも一緒に作品で遊びました。遊びのなかでは、友だちから「えっ、これ本当に作ったの!?」という驚きの声や、「すげぇ!こんなことできるんだ!」というストレートな賞賛の言葉が飛び交いました。

 

日頃、教室の先生やおうちの方にほめてもらうことはあっても、年齢の近い友だちに見てもらう機会はほとんどない子どもたち。このイベントでは、生徒たちにとって友だちからかけてもらった言葉が何よりも大きな成果になったと北野先生と桑原先生は話しています。

 

発表会をきっかけに、ゲームに登場させるキャラクターの案を書いたノートを作成するなど、もっとおもしろいものを作りたいという生徒の思いは非常に大きくなっています。

 

最後に、招待された子どもたちには、発表された作品への感想を書いてもらいました。発表した生徒には、それをまとめたものを教室からプレゼントしました。

 

 

イベント開催のメリットと課題

 

 

十日町パソコンカレッジではこの発表会を、「ぜひずっと続けたい」と考えています。

 

その理由は3つ。

①子どもたちのモチベーションアップにつながる

②費用と手間が抑えられるイベントである

③親しい人を招待することで、集客にもつながりやすい

 

子どもたち自身がチラシを友だちに渡してくれたことは、通常の配布と比べて受け取ってもらいやすかったのではないかと北野先生は話します。

 

十日町パソコンカレッジは現在、費用や人手などの点から、Facebookとインスタグラムでの情報発信(無料)以外の集客をしていません。そのため、発表会は唯一チラシを配布できるチャンスでもあります。

 

2017年にはこの発表会に招待された子が1名、プログラミング教室に入会してくれています。

 

リラックスタイム用のゲームや進行などは、1度流れを作ってしまえばくり返すだけなので、大きな手間ではないとのこと。費用も10枚分のチラシの印刷と、おもてなし用に用意したジューズにしかかかっていません。

 

一方、より集客に重点を置いて開催するのであれば、配慮するべき点として以下のことが挙げられました。

①開催日を土日にする

②招待する子どもの保護者にも参加してもらう

③生徒の保護者や招待客との連絡

 

北野先生も桑原先生も、このイベントの最大のメリットは生徒のモチベーションが上がることだと考える一方、集客につなげるには招待客の保護者にも参加してもらうことが重要だと感じています。

 

そのためには仕事が休みの可能性が高い土曜日か日曜日に発表会を開催し、生徒の発表だけでなく、プログラミング教室や塾の教材などにも触れてもらえる時間を設けると効果的ではないかとお二人は考えています。

 

改善点は、生徒が発表会に参加するのか否か、友だちは何人くらい来るのかをスムーズに把握できるようにしたいということ。保護者との連絡方法の改善も課題です。

 

 

セミナー参加者からの質問

 

オンラインセミナーでは、参加者から以下のような質問が寄せられました。

 

Q1. 発表会はホストの子が複数いる場合もありますか?

子どもたちの都合によって、あるいは共通の友だちを招待するので一緒に開催したいという希望で、2人の生徒が一緒に発表会を開催したことはあります。

 

Q2. ホストではない生徒が発表会を見に来ることはありますか?

入会したばかりの子と友だちになりたいという思いで、招待したケースはあります。ただあくまでもホストの生徒が作品を紹介する場なので、他の生徒が参加するのであれば配慮が必要だと考えています。

 

Q3. 発表する作品はどの程度完成していますか?

事前準備では、発表会で友だちと楽しめる状態までサポートしています。通常の作品づくりにも言えますが、ひとつのゲームとしてゴールまでを完成させることは非常に難しく、発表会ではそこまでのクオリティを求めてはいません。

生徒は「ここまでこのようにがんばった」「このあとはこんな風にしたい」といった思いも発表に盛り込みます。招待された友だちは、制作者が描いたキャラクターが動いているだけでも喜んでくれています。

 

 

まとめ〜子どもたちは宝物のような言葉をもらう〜

 

 

「集客につなげたいと思うなら、やり方は工夫する必要がある」としながらも、北野先生も桑原先生も、このイベントは子どもたちにとって非常に意味があると感じています。

 

発表会で生徒たちは、友だちから「すごい、こんなことができるなんて信じられない」といった、宝物のような言葉をたくさんプレゼントしてもらいます。

 

北野先生はその様子を、生徒の親御さんだけでなく、招待された子どもの保護者の方にもぜひ見てもらい、子どもたちにはこんなふうに輝ける場所があることを知ってもらいたいと話します。

 

今回のセミナーではイベントノウハウだけでなく、そこへつなげるまでの指導方法や教室の方針など、貴重なお話をたくさんうかがうことができました。

 

北野先生、桑原先生、ありがとうございました!

 

 

Text by 黒田 靜

 

 

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