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イベントを集客につなげるノウハウが知りたい!

 

2019年3月8日、Tech for elementary(以下、TFE)では大阪府淀川市でプログラミング教室を運営する家村先生を講師にお招きし、オンラインセミナーを開催しました。

 

タイトルは「外部イベントセミナー」。

 

教室以外の場所で開催する”プログラミングイベント”を成功させるためのノウハウや、教室への効果についてお話しいただきました。

 

 

運営教室について

 

まず家村先生が運営されている「個別指導塾 ライジング」についてご紹介します。

 

「個別指導塾 ライジング」は、小中学生を対象とした算数・数学・国語・英語の学習塾で、次世代型学習システム”すらら”を採用しています。

 

プログラミングについては、

・キッズプログラミング教室(TFE)

・ロボット教室(ヒューマンアカデミー)

・マイクラッチコース(D-SCHOOL)

を開講。

 

イベントではドローンやARなど、次々に新しいことにチャレンジしています。

 

驚きの毎日をレポートする、家村先生のブログはこちら

 

 

これまで開催した外部イベント

 

 

家村先生はこれまで、

・Scratch

・ドローン

・AR

をテーマにした外部イベントを数多く開催してきました。

 

参加したイベントは

・地元のハンドメイドイベント(みくにマルシェ)

・小学校での夏期講座

・公民館でのイベント など

 

なかでも”みくにマルシェ”は、「これがなければ今の自分はなかった」というほど、家村先生にとって大きな意味を持つイベントです。

 

今回のセミナーでは、みくにマルシェを中心にイベントから広がった活動についてもうかがいました。

 

 

みくにマルシェでのイベントについて

 

 

”みくにマルシェ”とは、大阪府淀川市西三国の、三国新道商店街で行われるハンドメイドを中心としたマーケットイベント。家村先生が運営する塾もこの地域にあります。

 

マルシェとプログラミング講座は以下のような内容で開催されています。

 

◎みくにマルシェ

開催回数:年3回

開催時間:11:00~16:00

参加形態:基本的には1ブース分のスペースを借りる

参加費用:2,000円/1ブース

出店者:ハンドメイドクラフト、手作りのお菓子、ワークショップなど

 

◎家村先生の講座

初回参加時期:2017年3月

参加ペース:開催が日曜日なので、教室のない第1・第3日曜日であれば参加

内容:Scratch・ドローン・ロボット・ARをテーマにしたプログラミング講座

開講回数:1回のイベントにつき8回程度

1講座あたりの時間:30分

1講座あたりの定員:10人

受講費:無料

準備物:プログラミングの場合、パソコン10台くらい

ドローンの場合、ドローン8台とタブレット10台くらい

開催場所:
商店街にあるホテルの1Fカフェ(ドローン・プログラミング・AR)
商店街に設置したブース(ロボット)

 

 

参加のきっかけ

 

 

家村先生がみくにマルシェに参加するようになったのは、マルシェの実行委員をしていたお母さんが、ロボット教室のチラシを受け取ったことがきっかけでした。

 

それまでみくにマルシェのことは全然知らなかったと話す家村先生。1度参加してみないかと声をかけられました。

 

初回は1ブースを借りて出店。出店者にはそれぞれチラシを100枚ほど配布してほしいとの依頼がありました。

 

当時、塾やプログラミング教室のチラシを何校かの小学校の校門前で配布していた家村先生は、あっという間に500枚を配布。その時のマルシェには通常の6倍以上の子どもが参加し、大盛況となりました。

 

他に校門前でチラシを配布していた参加者がいなかったこともあり、インパクトがあったようだと家村先生はふり返ります。

 

先生は現在、みくにマルシェの実行委員として企画や準備にも関わっています。プログラミング講座を開講しない場合でも、チラシはボランティアで配布しています。

 

 

プログラミング講座の役割

 

 

ハンドメイドとは全く異なるジャンルの家村先生に声がかけられたのは、マルシェには女の子向けの店が多かったことがひとつの理由でした。

 

ロボットやプログラミングを学べるブースは、男の子を連れてきたお母さんにとってありがたい存在。お母さんたちがお店を見て回っているあいだ、男の子たちはプログラミングを楽しみます。

 

なかにはお母さんが知らないあいだに参加していて、探し回った結果、ロボットのブースで夢中になって遊んでいるところが発見されたという例も。

 

プログラミング講座は、みくにマルシェを男の子にも参加してもらえるイベントにすることや、お母さんにゆっくり楽しんでもらうためにも一役買っています。

 

ロボットやScratchの講座に参加してくれる子どもたちは、

・事前にどこかで手にしたチラシを見た

・たまたま通りがかったらおもしろそうなことをやっていた

・ハンドメイドを楽しみたいお母さんについてきた

など、理由はさまざま。

 

最近では家村先生のブログでみくにマルシェを知り、会いに来ましたと話してくれる参加者もいます。

 

家村先生は回を重ねるたび、地域や人とのつながりが広がっていることを実感しています。

 

 

小学校でのドローン講座について

 

 

家村先生がドローンを使ったイベントを開催したのは、2018年4月が最初でした。

 

みくにマルシェでのイベントに向け、以前から興味を持っていたドローンを購入。それ以来、外部イベントでは何度かドローンを使ったプログラミング講座を開催してきました。

 

大阪北部にある私立小学校”箕面自由学園”から連絡があったのは、2018年7月のこと。小学校が生徒向けの夏期講習を企画するなかで、プログラミング講習ができる講師を探していたことがきっかけでした。

 

こちらは「大阪 プログラミング教室」といったインターネット検索で指導者を探していたとのこと。Scratchやドローンなど、当時家村先生が導入していたプログラムのなかから、学校の希望する内容を選んでもらいました。

 

実施時期:2018年8月

実施場所:箕面自由学園 教室

対象生徒:1~6年生までの参加を希望した児童

参加人数:40人

内容:ドローンを使ったプログラミング講座

開講回数:1回

1講座あたりの時間:90分

準備物:ドローン8台

 

安全面を考慮すると、同時に動かせるドローンは3台ほど。ただドローンはバッテリーの消耗が激しく、充電した状態でも動かせるのは15分ほどです。バッテリーは10個予備を用意し、交換しながら使用しています。

 

箕面自由学園では生徒一人ひとりがiPadを学習用に持っているので、それを使ってScratchでプログラミングし、ドローンを操縦しました。

 

この時は1度に40人という大人数での開講となったため、箕面自由学園の先生にもサポートをお願いしました。

 

事前に要項を送って実施内容を説明し、できるだけ広い場所を確保するため、複数の教室を使用。大きな混乱はありませんでした。

 

 

イベントでドローンを使用するメリット

 

 

すでに誰もが知るようになったドローンですが、家村先生のイベントでは「存在は知っていたけれど、本物を見たのははじめて」と話す人も少なくありません。

 

実際に飛行するドローンを目にした参加者からは、毎回大きな歓声が上がります。そういった派手さはドローン最大の魅力。

 

複雑なプログラミングや、試行錯誤しながら積み重ねていくといった工程がそれほど重視されないこともドローンの特徴です。

 

3台並べて当時に操縦するといったデモンストレーションも難しくなく、単発のイベントでは場を盛り上げるのに重宝するうえ、参加者の関心を一瞬で惹きつけられるとのこと。

 

家村先生が使っているのは以下の機種です。

商品名:Parrot Minidrones

特長:Scratchでプログラミングできる
プロペラとは別にガードがついている

購入場所:Amazonやメルカリ

購入金額:1台4,000円ほど。購入のタイミングや商品の色によっても値段がちがう。

使用期間:2018年4月に購入してから買い替えや故障なし
イベントなどで不定期に使用

 

ドローンを使用する際、最も重要なのは安全性への配慮。ドローンをイベントに使用している加盟者さんからも、どのような配慮をされているのか毎回質問があがります。

 

家村先生の場合は、講座の最初に講座のルールを伝え、ドローンは外枠にしか触れてはいけないと伝えています。ドローン用の安全メガネも準備。ドローンにガードがついており、プロペラとの接触を避ける仕様になっていることも安心材料のひとつです。

 

さらにドローンは実物を前にしたときだけでなく、集客の段階からたくさんの関心を集められるところもメリットです。

 

チラシを配布していても、ドローンに触れるというだけで子どもたちから大きな反応があるとのこと。イベントでは高い集客力を発揮します。

 

 

まとめ〜どこで開催するか、続けて開催できるかを考える〜

 

 

みくにマルシェを発端に、近隣地域のマルシェや公民館、小学校でのイベントも手がけてきた家村先生。地域に根ざした塾を作りたいとの思いは、みくにマルシェが叶えてくれたと話します。

 

人とのつながりだけでなく、みくにマルシェをきっかけにドローンやARといった新しいツールに挑戦し、その取り組みをブログで配信できたことも教室の強みとなりました。

 

塾を開校した後、家村先生は2年ほど、毎週水曜日に小学校の校門前でチラシを配布していました。現在は教室に通う子どもたちのお母さんからの口コミ、みくにマルシェでの認知、ブログやインターネット検索を通じて、塾やプログラミング教室には生徒が集まっています。

 

新たな広告やチラシ配布の必要は感じていないとのこと。地域での認知の高まりとともに、集客に追われることはなくなりました。

 

他の加盟者さんにも、みくにマルシェのような地域のイベントや、公民館でのイベントにはぜひ参加をおすすめしたいと家村先生。

 

一方それを集客につなげるには、イベントが教室のある圏内で実施されていること、継続的に参加し、認知を高められることも重要だと家村先生は話します。

 

 

家村先生自身は、「いつかどこかで何かがつながればいいなぁ」というスタンスで、制限を設けることなくイベントに参加してきました。

 

当初から楽しんでもらうことを目的としていたため、家村先生のプログラミング講座はほとんどが無料。家村先生は「イベント単体での収益を考えるなら有料でもいいと思う」としながらも、無料だからこそ子どもたちが楽しむことだけを追求できたとも言えます。

 

実際の講座では、子どもたちはそれぞれ興味の対象を見つけ、Scratchやロボットに夢中になりながらプログラミングを楽しんでいます。

 

みくにマルシェでも、子どもたちが1番長い時間集中しているのは、一見地味なブロックを自由に組み立てる講座です。これまで見たことがないほど夢中になる子どもを見て、プログラミング教室への入会を決めたお母さんもいます。

 

 

地域や人とのつながり、教室への集客。「たとえ無料で実施したとしても、長い目で見たらいいことしかない」と家村先生は話します。

 

時には無茶な企画を立てすぎて、計画通りに講座が進まないこともあります。そんな時でも大笑いしながら楽しんでしまう家村先生の寛容さも、成功の秘訣であることは確かです。

 

 

Text by 黒田 靜

 

 

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